ドーパミンは、脳内の約１兆にも及ぶ神経細胞の一つである、「ドーパミン作動神経」に反応して分泌されます。
ドーパミン作動神経には、快感を伝達するという役割があるため、ドーパミンは「脳内麻薬」と呼ばれることもあります。
つまり、ドーパミンが分泌には、快感をもたらす働きがあるのです。
ドーパミンは、意欲を持って何かに取り組んでいるときや、達成した喜びを感じているとき、芸術作品を見て感銘を受けたときにも分泌されます。
また、砂糖や脂肪、たんぱく質など、身体が好む成分をを摂取することも、ドーパミンの分泌を促します。
ドーパミンの分泌を促進するには、脳を活性化させなめればなりません。
脳は、新しいものに触れると刺激を受けるので、日常生活の中に新鮮さを取り入れてみると良いでしょう。
例えば、普段と違う道を通って会社や買い物に行ったり、ダイエット効果も兼ねて新しいスポーツを始めてみたり、普段と違うお店で食事や買い物をしてみたり、髪型やメイクを変えてみたりするだけでも、脳は十分に刺激を受けます。
現在、スポーツや趣味など、競争相手がいる対象に熱中している人は、競争相手を抜いたり、記録を更新したりすると、ドーパミンが分泌されることもわかっています。
脳はドーパミンを分泌すると、再びその快感を求めるようになります。
こうした脳がもつドーパミンの分泌メカニズムが働くからこそ、人は達成感を求めてにつらい仕事やトレーニングに取り組むわけですね。